実験群グループ A(38 名)は、研修プログラム X だけを受講。X はマインド・マッピングを活用する創造性研修プログラム。ブレーンストーミング、7R、SCAMPER、6 色ハット発想法を、マインドマップを使って実施。
残り 38 名はセクション 1 では、研修プログラム Y を受講。Y は(創造的活動、イメージ思考、創造的な戦略立案、ケース・スタディに重点)に参加した対照群グループ、セクション 2 ではプログラム X にも参加して実験群 B の役割を果たしている。
評価法
評価については、「新創造性テスト」「創造思考のトランス・テスト」「マインド・マッピング・研修プログラム質問状」など。データは T 検定(T-test)を実施して分析し、アンケートで得た情報については定性分析を行った。
結果
評価の結果を見ると、言葉の流暢さ、柔軟性、独創性については実験群グループ Aの方が対照群よりスコアが高いことが顕著である。この結果は、研修プログラム X の方が言葉の流暢さ、柔軟性、独創性への影響が大きいことを示している。
図形の精巧さについては、実験群グループ A の方が対照群よりスコアが高いことが顕著である。この結果は、ビジネスパーソンが精密に図表化する能力を高めるには、研修プログラム X の方が役立つことを示している。
実験群グループ B と A の間では、言葉の流暢さ、柔軟性、創造性に関するスコアに顕著な差はない。これは上記能力の向上については、両方の研修プログラムに参加した人とプログラム X だけに参加した人の間に差が生じていないことを示している。
実験群グループ B と A の間では、図形化の円滑さ、柔軟性、独創性に関するスコアに顕著な差はない。これは、上記能力の向上については、両方の研修プログラムに参加した人とプログラム X だけに参加した人の間で差が生じていないことを示している。ただし、図形の精巧さについては実験グループ A の方が高いスコアを記録している。
実験群グループに参加したビジネスパーソンの大半はプログラム X に良い反応を示した。マインドマップは非常に興味深く、仕事に役立ち、思考力と創造力を高めるのに効果的であるほか、幅広い視野に立った問題解決、複雑な状況の明確化、論理的な創造性の発揮にも有用であるなどとコメントしている。
本研究の結果に基づき、マインドマップ研修の導入を企業に提案し、今後も研究・調査を実施する。